最終更新 2026-08-28

TikTok Shopで売れているのに赤字?7つの原因と利益診断

売上や注文数が増えても、1注文ごとの変動費を入れ切れていなければ利益は残りません。見落としやすい7項目を、確認する順番で整理します。

先に結論: 売上ではなく、値引き後売上から販売手数料・報酬・商品原価・梱包送料・返品影響・広告費・施策費を差し引いた「1件利益」を確認します。赤字の原因は、費用の見落としか、価格・報酬率・CPAの上限超過に分けて考えると見つけやすくなります。

5分で行う利益診断

最初に、直近の平均ではなく「代表的な1注文」を1件だけ選びます。次の式へ、実際に発生する金額を入れてください。

1件利益 = 自社値引き後売上 − 販売手数料 − アフィリエイト報酬 − 商品原価 − 梱包・送料 − 広告CPA − その他の1件費用

1件利益が分かったら、次に「最低いくら残したいか」を決めます。広告に使える上限は、広告費を差し引く前の利益から目標利益を引いた金額です。

目標利益を守る最大CPA = 広告費を除いた1件利益 − 確保したい1件利益

自社の数字を無料で診断

販売価格、値引き、手数料率、報酬率、原価・送料、現在CPA、目標利益を入力すると、1件利益・最大CPA・必要ROASと改善判定を表示します。入力値は送信・保存しません。

赤字になりやすい7つの原因

1. 販売手数料率が古い

カテゴリや適用時期と異なる料率で計算すると、注文ごとの利益がずれます。制度値を数式へ固定せず、最新の表示を確認して入力します。

販売手数料の確認方法

2. 値引きの負担元を混同

自社負担値引きとプラットフォーム負担割引は、売上や手数料ベースへの影響が同じとは限りません。明細上の負担元を分けます。

最低販売価格・値引き上限

3. 報酬率を売上だけで決定

クリエイター報酬は売れたときに発生しますが、販売手数料・原価・送料と同時に差し引かれます。報酬率の上限は目標利益から逆算します。

最大クリエイター報酬率

4. 梱包・発送費を一括で無視

資材、ラベル、配送費、作業時間は1件あたりでは小さく見えても、注文数に比例します。商品原価とは分けて記録します。

梱包・発送コスト

5. 返品で残る費用を見落とす

返品で売上や一部手数料が戻っても、発送費や作業費、再販できない商品の原価が残る場合があります。返品率だけで売上を減らして終わらせません。

返品率の利益影響

6. ROASが高ければ黒字と判断

ROASは広告費に対する売上倍率で、利益そのものではありません。自社の全変動費から必要ROASを計算し、広告画面の数字と分けて見ます。

必要ROASの考え方

7. サンプル施策費を注文外に置く

無料サンプル、発送、制作支援等の先行費用は、施策経由の注文で回収する必要があります。何件で回収できるかを先に決めます。

サンプル施策の採算

見直す順番

  1. 計算漏れを直す: 手数料・報酬・送料・返品・広告・施策費を1件単位へそろえる。
  2. 広告前の採算を確認: 広告費0円でも目標利益に届かないなら、広告設定より価格・値引き・コスト・報酬率を先に見直す。
  3. 最大CPAと実CPAを比較: 実際のCPAが上限を超えるなら、超過額を改善目標にする。
  4. 変更案を同じ条件で比較: 価格を上げる、値引きを減らす、報酬率を変える、コストを下げる案を、最終利益で比較する。

複数項目を同時に変えると、何が効いたか分かりません。まず最も大きい超過要因を1つ選び、変更前後の1件利益を比べます。

無料計算から、実務用の利益判断へ

ブラウザ版で原因を絞り、無料Liteで返品・TikTok側値引き・送料等を分けて確認できます。正式版では報酬率・価格・値引き・施策ROI・条件A/B/Cを比較します。

よくある質問

TikTok Shopで売上があるのに赤字になる主な原因は?
販売手数料、アフィリエイト報酬、値引き、梱包・送料、返品、広告CPA、サンプル施策費のいずれか、または複数を1注文あたりの利益計算に入れていないことが主な原因です。
赤字を確認したら最初に何を見直すべきですか?
まず広告費を除いた段階で目標利益が残るか確認します。残らない場合は価格・値引き・コスト・報酬率を先に見直し、残る場合は最大CPAと実際のCPAを比較します。

公式情報・確認先

制度・料率は変更される可能性があります。TikTok Shop・TikTok広告の最新公式表示と実際の取引明細を優先してください。