TikTok公式では、報酬率を何%に設定できる?
TikTok公式では、特定のクリエイターを招待するターゲットコラボレーションで、各注文のGMV(注文金額)に対して1〜80%の成果報酬率を設定できると案内しています。さらに、一部セラー向けのShop Ads手数料率も1〜80%の範囲で設定できます。
| 設定 | 公式で確認できる範囲 | 意味 |
|---|---|---|
| ターゲットコラボレーション | 1〜80% | 特定クリエイターへ設定する成果報酬率 |
| Shop Ads手数料率 | 1〜80% | 広告経由の対象注文へ設定する率。利用できるセラーは限定される場合があります |
ここで重要:1〜80%は「設定できる範囲」です。「20%がおすすめ」「15%なら安全」という意味ではありません。
「10〜15%が相場」と聞いても、そのまま設定しない
検索すると「10〜15%前後」などの相場情報を見かけます。ただし、確認したTikTok公式資料では、すべての商品に共通するおすすめ率として10〜15%が示されているわけではありません。
同じ15%でも、原価が低い商品なら利益が残り、原価・送料・広告費が高い商品では赤字になることがあります。だから先に見るべきなのは市場の平均ではなく、自社商品で払える上限です。
最大クリエイター報酬率は、利益から逆算する
考え方は、販売価格から商品原価・送料・販売手数料・広告費・その他変動費・最低限残したい利益を引き、残った金額をクリエイター報酬へ使える上限とすることです。
最大報酬率は「この率がおすすめ」という数字ではなく、これを超えると設定した利益目標を守れなくなる上限として使います。
5,000円の商品で、10%・15%・20%・25%を比べる
説明用に、販売価格5,000円、原価・送料・販売手数料などが3,500円、最低500円の利益を残したいケースを考えます。ここでは別の広告費は使わない前提です。
| 報酬率 | クリエイター報酬 | 最終的に残る利益 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 10% | 500円 | 1,000円 | 利益目標を上回る |
| 15% | 750円 | 750円 | 利益目標を上回る |
| 20% | 1,000円 | 500円 | 今回の上限 |
| 25% | 1,250円 | 250円 | 利益目標を下回る |
この例では15%は払えますが、別の商品では15%でも高すぎる可能性があります。「15%が普通か」ではなく「自社商品で15%を払ったあとにいくら残るか」を確認します。
※説明用の単純化した計算例です。実際の結果は販売手数料、返品、値引き、広告費、報酬計算ベースなどによって変わります。
固定報酬や無料サンプルがある場合は、報酬率だけでは判断できない
クリエイター施策では、成果報酬率以外に固定報酬、無料サンプル、サンプル送料などが発生することがあります。報酬率が低くても、固定費が大きければ施策全体では赤字になる可能性があります。
その場合は、何件売れば固定費・サンプル費を回収できるか、施策費に対してどれだけ利益が残るか(ROI)まで確認します。
無料Liteと正式版の違い
無料Liteは「今の条件で利益が残るか」を確認するもの。 1件利益、利益率、広告に1件いくらまで使えるか(最大CPA)、必要ROASを自社条件で実計算できます。最大クリエイター報酬率は固定DEMOです。Liteの入力には連動せず、入力・再計算はできません。
正式版は「自社商品で何%まで払えるか」を実際に計算するもの。 最大クリエイター報酬率に加え、固定報酬やサンプル費を含む施策別最大報酬率、施策ROI、回収注文数、条件A/B/C比較まで使えます。
「相場」ではなく、自社商品の利益から報酬率を決める
まず無料Liteで今の利益を確認。クリエイターへ何%まで払えるかを自社条件で計算したい場合は正式版が対象です。
よくある質問
確認したTikTok公式情報
TikTok Shopの制度・利用可能機能は変更される可能性があります。設定画面とTikTok公式の最新情報を優先してください。EC Profit OSの最大報酬率は独自の経営判断用計算であり、TikTok Shop公式の推奨率ではありません。