最終更新 2026-09-08

TikTok Shopの必要ROASは何倍?利益目標から逆算する

ROASは「広告費1円に対して何円売れたか」を表す売上倍率です。利益を守るために最低何倍必要か(必要ROAS)を、具体例で解説します。

先に結論: ROASは「広告費1円に対して何円売れたか」を表す売上倍率です。必要ROASは、その倍率を「利益を守るために最低何倍必要か」に置き換えた数字です。目標利益を守れる最大CPAを先に計算し、「商品売上 ÷ 最大CPA」で逆算します。
ROASを数字で見ると

広告費10,000円で売上50,000円ならROASは5倍(500%)です。必要ROASが5倍なら、5倍が利益目標を守る最低ラインという意味です。4倍なら売上は出ていても、設定した利益目標には届きません。

必要ROASの式

必要ROAS = 商品売上(自社値引き後) ÷ 最大CPA

最大CPAが0円なら、広告費0円で目標利益に一致し、追加の広告余力はありません。0円未満なら広告費を使う前に目標利益を下回ります。いずれも正の広告費に対する必要ROASは算出できません。

説明用の簡易例では約6.9倍

販売価格5,000円、自社負担値引き500円、値引き後売上4,500円。販売手数料率10%・クリエイター報酬率15%を仮定し、原価・梱包・送料等の合計2,220円、現在の広告費600円、残したい利益500円とします。

両料率を値引き後売上へ掛ける説明用の簡易式です。返品、プラットフォーム負担値引き、購入者送料、税の個別調整、固定費等は省略しています。製品DEMOや実注文明細の再現ではありません。

広告費前利益は4,500−450−675−2,220=1,155円。目標利益500円を残す最大CPAは655円です。必要ROASは4,500÷655=約6.9倍(約687%)。丸めた表示なので、厳密な判断は元の計算値を使います。最大CPAの計算過程も確認してください。

プラットフォーム指標と内部利益を分ける

TikTok AdsやGMV MaxにはROI(費用対効果)・ROAS(広告費に対する売上倍率)関連指標がありますが、それらが自社の全コストをそのまま表すとは限りません。EC Profit OSの必要ROASは、「自社の原価・送料・報酬・返品等まで考えたとき、広告費に対して最低何倍の売上が必要か」を見る内部判断用です。

まず無料Liteで、自社条件を入れて確認

無料Excel Liteでは、1件利益と利益率に加え、「広告に1件いくらまで使ってよいか(最大CPA)」「広告費に対して最低どれだけ売上が必要か(必要ROAS)」まで確認できます。Liteに収録した正式版機能のプレビューは固定DEMOです。Liteの入力には連動せず、入力・再計算はできません。原価・値引き・クリエイター報酬・施策条件の上限を自社の数字で判断する場合は、正式版を使います。

よくある質問

ROASが高ければ高いほど良いですか?
一般には広告効率が高いほど有利ですが、配信量が減って売上機会を失うこともあります。まず利益を守る最低ラインとして必要ROASを使います。
GMV MaxのROI目標と同じ数字ですか?
同じとは限りません。GMV Max側の指標と、EC Profit OSの全変動費を含む経営判断用指標は定義を分けて扱います。

公式情報・確認先

制度・料率は変更される可能性があります。TikTok Shop公式の最新表示を優先してください。